面接対策

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心構えとマナー

転職活動において、面接はお見合いのようなものです。マニュアルに頼った無難な受け答えをするよりも、肩の力を抜いて素直に話す方がうまくいくことが多いようです。とは言っても、面接前にいくつかの大切なポイントは押さえておきましょう。

面接におけるマナーで最も重要なのは、言葉遣いと身だしなみの2つです。まずは言葉遣いですが、尊敬語や謙譲語、丁寧語の使い分けができるに越したことはありませんが、常に丁寧に話すことを心掛けましょう。次に身だしなみですが、忙しいスケジュールの合間を縫って面接会場に駆けつける場合もあると思いますので、髭剃りやアイロンがけ、靴磨きなど、前日までにできることは忘れずに済ませておいてください。

そのほか、一般的なマナーとして、遅れる場合は連絡を入れる、電話に出る場合は相手に断るといったことに気を配りましょう。

よく聞かれる質問

面接で必ず聞かれるのが、転職理由と志望動機の2つです。どちらも素直に受け答えをすれば問題ありませんが、伝え方には注意が必要です。「職場の人間関係が悪い」などのネガティブな転職理由よりも、「○○をもっと学びたい」といったポジティブな理由を伝えるようにしましょう。現職の悪い面ばかり話してしまうのは悪印象です。ポジティブな転職理由を深く掘り下げると、それがそのまま志望動機になります。

よく聞かれる質問の中には、受け答えが難しいものもあります。医師の転職は売り手市場であるため、医師優位で面接が進むことが多いのですが、開業に関する質問への答え方には注意しましょう。具体的なプランがないのに、開業の意志があることだけを伝えてしまうと、医療機関側が採用を控えることがあります。開業を考えている場合は、漠然と考えているのか、具体的に考えているのかを正直に伝えるようにしましょう。

キャリアアドバイザー 加藤