医師転職
医師が転職する際に必ず知っておくべきことを、プロが伝授します。
260件の医師の求人が見つかりました
介護老人保健施設(以下、老健)は、要介護高齢者が自宅復帰を目標に医療サービスを受けながらリハビリをおこなう介護施設です。老健では、入所者に対し薬・リハビリの処方をおこなったり、創傷・救命処置をおこなったりするのが医師の仕事です。病院や診療所と比べると、老健は医療従事者の人数が少ないことから、入所者の状態を把握できる貴重な人材として医師が重宝される傾向にあります。老健の医師は、夜間の勤務が義務づけられていないことから、当直業務がないことも特徴です。ただし、老健では入所者の緊急時に医師との連絡体制をとれることが義務化されているので、どの施設の医師も休日や夜間のオンコールに対応する必要があります。病院とは違って、必ずしも夜勤・休日勤務があるとは言えないため、医師の労働環境としては肉体的・精神的負担が少ないでしょう。また、老健の求人は全国各地に点在しています。老健のなかには地方都市の郊外にも建てられている施設もあるので、職場によっては落ち着いた雰囲気のなかで働きやすいでしょう。「介護サービス施設・事業所調査の概況(平成28年)」では、全国の介護老人保健施設(老健)の数は4,241箇所でした。老健の施設基準では、常勤の医師が一人以上配置することが法律によって義務づけられています。しかしながら、日本では医師の多くが医療機関に勤務していることから老健の医師の人数が不足している状況です。そのため、老健の医師として働くことを考えると、どのような地域であっても高い需要が期待できるでしょう。老健の医師の平均年収は、1,200~1,400万円が相場です。なかには、施設長として医師向けの求人を用意しているところもあるので、そのような施設ではさらなる高収入を目指すこともできます。なお、老健には非常勤医師の求人もあります。非常勤医師の場合には時給10,000万円を超える求人もあり、医療機関と掛け持ちで勤務する方も。自宅復帰を目指す入所者を医療的処置やリハビリを通じてサポートしたい方は、老健の求人をチェックしてみてはいかがでしょうか。
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