医師転職
医師が転職する際に必ず知っておくべきことを、プロが伝授します。
3,960件の医師の求人が見つかりました
一般外科は、主に手術をおこなって疾患や創傷の治療をおこなう診療科です。一般外科の対象には、外傷全般やヘルニア・関節リウマチなどさまざまな疾患があります。内科とは違い、外科では物理的な手法を用いて患者の治療をおこなっていくことから、自らの技量を高めたいと考える医師に人気の診療分野です。外科は手術で病気を根治的に治療できる機会も多いから、患者本人や家族などからも感謝されやすく、治療を通じてやりがいを感じやすいのも特徴です。「日本外科学会」では、数多くの学術集会や卒後教育セミナーをおこなっています。研修会は全国各地でおこなわれており、疾患・部位に関わらずバラエティに富んだ内容をテーマとして扱っているので、どの地域に勤務しても専門的な知識や経験を身につけていきやすいでしょう。厚生労働省の「医療施設(動態)調査・病院報告の概況(平成30年)」によると全国にある一般病院の数は7,314施設であり、そのうち外科を標榜する病院は4,528箇所(61.9%)でした。厚生労働省の「医師・歯科医師・薬剤師統計の概況(平成30年)」の調査では、全国の医師数208,127人のうち外科に勤務する医師は24,842名となっています。外科は、ほかの診療科に比べると女性よりも男性医師の人数が多いです。外科医の平均年齢は約50歳であり、専門的なスキルを使って長く治療に携わっていきやすい分野です。独立行政法人 労働政策研究・研修機構の「勤務医の就労実態と意識に関する調査(平成24年)」によると、外科に勤務する医師の平均年収は1374.2万円とでした。外科では、ほとんどの医師が常勤で勤務し非常勤やアルバイトの医師の人数は全体の1割を下まわっています。なお勤務先によっても変わってきますが、外科は週当たりの労働時間が長かったり、日直・宿直回数が多かったりする診療科でもあります。そのため、マンパワーが不足していると、心身に負担がかかりやすい労働条件になる可能性が高いので、医師の人数や勤務態勢などをチェックしながら求人をチェックしてみましょう。
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