医師転職
医師が転職する際に必ず知っておくべきことを、プロが伝授します。
3,378件の医師の求人が見つかりました
転職を考える医師のなかには、週の労働時間を気にしている方もいるでしょう。近年、医師の労働時間が増えてきており、医師の長時間労働も問題となっています。労働時間が長くなれば心身にかかる負担が大きくなり、体調を崩したり生活リズムが乱れたりすることも多くなるものです。実は、医師の求人情報のなかには週4日以内の勤務も散見されます。独立行政法人 労働政策研究・研修機構では、「勤務医の就労実態と意識に関する調査(2012)」をおこなっています。本調査によると、各年代別の週当たりの平均労働時間は20歳代で53.3時間、30歳代で45.9時間、40歳代で47.9時間、50歳代で46.3時間、60歳代以上で38.7時間となっています。週当たりの労働時間が20~40時間未満の医師は20歳代で8.9%、30歳代で11.8%、40歳代で9.1%、50歳代で10.3%、60歳代以上で14.4%です。この結果からも、週4日以内の労働時間で勤務している医師が各年代で一定数いることがわかります。また診療科別に見ると、精神科や内科・眼科・耳鼻咽喉科・泌尿器科・皮膚科で週当たりの労働時間が少ない傾向です。週4日勤務の求人は、全国各地に点在しています。特に東京都や大阪府などの大都市圏を中心に、週3~4日の求人情報がそろっています。医療機関以外では、老人保健施設(以下、老健)をはじめとする介護施設も週4日体制で勤務しやすい勤務先です。介護施設は比較的状態の安定した方が入居しているので、自分のペースを維持しながら働きやすいでしょう。なかでも老健は医師向けに施設長や管理医師などの職位を備えた求人を募集しているところもあるので、労働時間を制限しながらキャリアアップを目指すこともできます。ただし医療機関や介護施設のなかには、オンコールの対応が求められる事業所があることに注意が必要です。オンコール対応があると、週4日以内の労働日数でも休日に出勤する可能性があり、結果的に勤務日数が増えてしまうケースもあります。週4日勤務を希望する方は、オンコール対応の有無についても注意しながら求人をチェックしましょう。
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