医師転職
医師が転職する際に必ず知っておくべきことを、プロが伝授します。
446件の医師の求人が見つかりました
皮膚科は、皮膚の疾患や症状に対して治療をおこなう診療科です。皮膚科の対象には、蕁麻疹やアトピー性皮膚炎・湿疹・かぶれ・白癬・ニキビ・薬疹などさまざまな疾患・症状の治療をおこなっています。このような疾患に対して、皮膚科医は薬物療法や手術などの方法で治療します。皮膚科は身体の異常を視診で判断できることも多く、患者自身も病態を視覚で確認しやすいことから、治療経過や効果を本人と共有・共感しやすいところが特徴です。皮膚科は小児から高齢者まで受診するので、幅広い世代の治療に携わることができます。厚生労働省の「医療施設(動態)調査・病院報告の概況(平成30年)」によると全国にある一般病院の数は7,314施設であり、そのうち皮膚科を標榜する病院は3,052箇所(41.7%)でした。皮膚科は病院に比べると診療所のほうが施設数の多い診療科です。そのため診療所に勤務し、専門医として市民の身近な場所で働くのも良いでしょう。厚生労働省の「医師・歯科医師・薬剤師統計の概況(平成30年)」の調査では、全国の医師数208,127人のうち皮膚科に勤務する医師は14, 244名となっています。皮膚科は緊急性の高い処置・手術をする機会が少ないため、プライベートの時間を十分に確保しながら働きやすいです。実際に、皮膚科はほかの診療科に比べると女性医師の割合が非常に多く、子育てを両立しながら臨床業務をおこなっていくこともできます。独立行政法人 労働政策研究・研修機構の「勤務医の就労実態と意識に関する調査(平成24年)」によると、皮膚科に勤務する医師の平均年収は1078.7万円でした。なお皮膚科では、約9割の医師が常勤で勤務し非常勤やアルバイトの医師は約1割です。皮膚科の平均年収は数ある診療分野のなかでは必ずしも高いとは言えませんが、業務量が過負荷になりづらいことから現場で働く皮膚科医の仕事の満足度は良好です。仕事とプライベートのバランスをとりながら、患者の医療的サポートをおこなっていきたい方は、ぜひ皮膚科の求人情報をチェックしてみてはいかがでしょうか。
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