医師転職
医師が転職する際に必ず知っておくべきことを、プロが伝授します。
488件の医師の求人が見つかりました
脳神経外科は、脳や脊髄・末梢神経などの神経系の疾患に対して外科的治療をおこなう科です。脳神経外科の対象には、脳血管疾患や脳腫瘍・脊髄損傷・椎間板ヘルニア・水頭症などさまざまな疾患・症状があります。近年では脳卒中をはじめとする脳血管疾患の患者が増えており、脳神経外科医が活躍する機会が増えています。日本では脳卒中の治療が世界のなかでもトップレベルを誇っているので、脳神経外科で働くことができれば最新の医療知識や技術を身につけていけるでしょう。また、総合病院を中心にCTやMRI・PET(陽電子放射断層撮影)・MEG(脳磁図記録)などの検査・診断機器が普及してきているので、高度な医療機器を活用しながら患者の治療に携わっていけるのも脳神経外科の魅力のひとつです。厚生労働省の「医療施設(動態)調査・病院報告の概況(平成30年)」によると全国にある一般病院の数は7,314施設であり、そのうち脳神経外科を標榜する病院は2,594箇所(35.5%)でした。厚生労働省の「医師・歯科医師・薬剤師統計の概況(平成30年)」の調査では、全国の医師数208,127人のうち脳神経外科に勤務する医師は8,192名となっています。脳神経外科は、ほかの診療科に比べると男性医師の割合が多く女性医師の人数は少ない診療科です。独立行政法人 労働政策研究・研修機構の「勤務医の就労実態と意識に関する調査(平成24年)」によると、脳神経外科に勤務する医師の平均年収は1480.3万円でした。なお脳神経外科では、ほとんどの医師が常勤で勤務し非常勤やアルバイトの医師の人数は全体の1割を下まわっています。脳神経外科は数ある診療科のなかでも給与が高く、高年収を目指す医師にも人気の診療科です。ただし、脳神経外科は救急対応や急性憎悪による治療の緊急性を要すケースも多いため、日直・宿直が頻繁で、労働時間も長くなる傾向があります。心身に負担がかかりすぎないようにするには、マンパワーが充実している求人を探すと良いでしょう。神経系の治療に関する専門医を目指すためにも、脳神経外科の求人をチェックしてみてはいかがでしょうか。
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