非常勤 / 症例豊富の医師転職・求人情報の一覧

医師のキャリアを積むには、数多くの症例を経験したいもの。非常勤医師として症例豊富の医療機関で働くことを検討している人もいるでしょう。医師の立場からすると、症例豊富な職場であるほど自分の専門性を活かす機会にもつながります。また、非常勤で働くことで収入を増やすこともできます。どのような職場に勤務すると、数多くの症例を経験できるのでしょうか。厚生労働省の「患者調査の概況（平成20年）」では、人口10万人あたりの傷病分類別にみた受療率について報告しています。この報告によると、消化器・皮膚・内分泌・眼・耳・呼吸器・循環器・運動器・泌尿器の疾患や感染症は入院よりも外来患者数が圧倒的に多い状況です。一方で、悪性新生物・神経・精神疾患や妊娠・出産関連は入院と患者数に大きな違いはありません。このように症例豊富と一口に言っても、入院や外来施設では対象疾患も変わってきます。ですから求人をチェックする時には自分がキャリアを積みたい疾患・症例を考える必要があります。非常勤の医師の平均時給は、約1万円です。勤務態勢としては、半日・1日・当直勤務などが挙げられます。職場によっては、症例数に応じてインセンティブ（症例数に応じた給与の上乗せ）が発生することも特徴です。外来診療や手術件数をこなして勤務先の収益に貢献できると、医師として収入も増やしていけるでしょう。給与面からすると、非常勤医師の場合は大学病院や総合病院よりも診療所のほうが好条件の求人が散見される傾向です。特に在宅医療の分野や整形外科・精神科・小児科などは診療報酬が高く設定されている地域が多いので、給与面も重要視したい方はこれらの診療科で働くことをおすすめします。ただし症例豊富の職場であっても、ひとりの患者に費やせる診療時間が少ないと臨床の経験値が高まりにくいものです。「症例豊富」の求人を探す時には、医師としてじっくりと患者に向き合えるかどうかについてもチェックできると良いでしょう。