医師転職
医師が転職する際に必ず知っておくべきことを、プロが伝授します。
11件の医師の求人が見つかりました
医療機関や介護施設には、救急対応なしの非常勤医師の求人がそろっています。非常勤の医師として働くことを考える医師のなかには、救急対応なしの職場での勤務を検討している人もいるでしょう。救急対応なしの職場であれば、自分のペースで働いたり生活リズムを維持しやすかったりします。非常勤医師としては、勤務先では経験できない症例数を診療する機会も増やすことにもつながるでしょう。救急対応なしの求人は、全国各地に点在しています。救急対応なしの求人は、どのような職場に多いのでしょうか。2012年に独立行政法人 労働政策研究・研修機構は3,467箇所の医療機関を対象に「勤務医の就労実態と意識に関する調査」をおこない、診療科別にみたオンコールの状況について報告しています。本調査によると、月当たりのオンコールが0回であった診療科は放射線科の55.2%がもっとも多く、次いで精神科55%、内科36%でした。一方で、月当たりのオンコールが10回以上の診療科は、脳神経外科が10.0%でもっとも多く、次いで産科・婦人科が9.7%、小児科が6.1%となっています。もちろん職場によってオンコール対応の有無は変わってきますが、救急対応なしの求人を探す時には放射線科や精神科・内科を中心にチェックしてみることをおすすめします。非常勤の医師の平均時給は、約1万円と言われます。非常勤の医師の求人は、大都市圏よりも地方都市のほうが高くなる傾向です。地方都市では医師のマンパワーが不足している医療機関も多いので、非常勤医師を募集しているところが散見されます。例えば東京都や大阪府などの大都市圏に勤務している方も、近隣都市で非常勤の募集を探してみると思わぬ高収入の求人が見つかるかもしれません。ほかにも、老人保健施設(以下、老健)をはじめとする介護施設にも救急対応なしの求人が見受けられます。ただし、介護施設では医師のオンコール体制が義務化されているので、非常勤医師の労働条件を注意深く確認する必要があるでしょう。非常勤で働くことを考えている方は、ぜひ「救急対応なし」の求人をチェックしてみてください。
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