医師転職
医師が転職する際に必ず知っておくべきことを、プロが伝授します。
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一般内科は、さまざまな病気の診察・治療に対応する診療科です。せきや発熱・高血圧・糖尿病・頭痛・腹痛・下痢・嘔吐・アレルギーなどの症状を呈す患者を診察し、初期治療をおこなったり精密検査をおこなったりします。厚生労働省の「医療施設(動態)調査・病院報告の概況(平成30年)」によると全国にある一般病院の数は7,314施設であり、そのうち内科を標榜する病院は6,759箇所(92.4%)でした。このように、一般内科は身近にある診療科として、市民の生活に寄り添った総合的な診療をおこなえるのが特徴です。一般内科では、医師は薬物治療などを中心に病気の治療をおこないます。そのため、一般内科医は呼吸器や循環器・消化器・泌尿器など多岐にわたる病気の診療をおこなう必要があり、幅広い知識が欠かせません。時には専門外の病状を呈す患者や不定愁訴を訴える患者の対応を求められることも。診療領域が広く、色々な病気の診察・治療を経験できるのも一般内科医ならではと言えるでしょう。厚生労働省の「医師・歯科医師・薬剤師統計の概況(平成30年)」の調査では、全国の医師数208,127人のうち一般内科に勤務する医師は21,520名でした。また一般内科は、医療機関で経験を積みながら将来的に開業を目指す若手医師にも人気です。独立行政法人 労働政策研究・研修機構の「勤務医の就労実態と意識に関する調査(平成24年)」によると、内科に勤務する医師の平均年収は1247,4万円とでした。なお一般内科では、9割の医師が常勤で勤務し非常勤やアルバイトの医師は約1割です。勤務地によっても変わってきますが、一般内科は、週当たりの労働時間が短く休みをとりやすいのもポイント。外科や小児科の医師の週当たり平均労働時間が50時間を超えているのに対し、内科の労働時間は43.4時間となっています。このことからも、一般内科は医師としての経験を積みながら仕事とプライベートを両立しやすい診療科とも言えるでしょう。まずは一般内科でキャリアをつくってみてはいかがでしょうか。
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