医師のキャリアチェンジ
目次
様々なキャリアチェンジ
医師の働き方や活躍の場が多様化するにつれて、転職、転科、開業といったキャリアチェンジの機会が増加しました。医師はいつ、どのようにキャリアチェンジを決断するのでしょうか。
医師の転職としては、大学病院から市中病院に移るケースが一般的です。最近では３０代半ばで転職する医師が多く、以前よりも転職時期が早期化しています。転職の動機には、診療経験を積みたい、コモンディジーズを多く診たい、収入を増やしたいといったものが多いようです。また、収入面の理由でクリニックに転職したり、やりがいを求めて介護施設に転職したりと、医師には様々な道が拓かれています。
外科医のキャリアチェンジ
療養型病床や回復期リハビリ病棟、老健などへキャリアチェンジしやすい内科系に比べ、外科系は年齢が転職の妨げになることがあります。５０歳前後の外科医にとって、急性期病院はポストが埋まっていることが多く、大学病院や地域の基幹病院への転職は難しくなります。外科系から内科系にキャリアチェンジする道もありますが、プライマリケアについて専門的なトレーニングを受ける必要があるので、決断は早いほうが良いでしょう。
ベテラン外科医の中には、訪問診療にキャリアチェンジする人もいます。訪問診療では決断力やフットワークの軽さが求められるため、外科医が向いている分野と言えます。現在、訪問診療は売り手市場であるため、未経験でも好条件の職場を選ぶことができます。
キャリアアドバイザー 吉井
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