履歴書と志望動機

目次

書き方の注意点

転職するにあたって、履歴書は自分の顔とも言える大切な書類です。ここでは、履歴書を書くときの一般的な注意点について確認します。

まず、志望動機などを書く際は文章が長くなりすぎないように注意しましょう。履歴書の長文は文字が小さくなるため読みづらく、かえって熱意が伝わりにくくなります。一文を短めに設定し、200字前後で簡潔にまとめると良いでしょう。

次に、結論から述べることを意識しましょう。回りくどい文章は担当者の集中を妨げる可能性があるため、一番伝えたい結論を文頭に配置し、その後に根拠を記載して肉付けしていきましょう。また、例えや慣用句は避けた方が良いでしょう。

志望動機の書き方

続いて志望動機の書き方についてですが、まずは医療機関の理念をチェックしましょう。医療機関にはそれぞれの理念があり、それは地域医療との連携であったり、患者さんの意思尊重であったりと様々です。医療機関側は理念に共感し、高いモチベーションで仕事に取り組んでくれる人材を求めています。そのため、志望動機には理念への理解や共感を記述することをおすすめします。

職場の人間関係や労働環境の悪さ、待遇への不満といったネガティブな理由で転職する人はたくさんいます。このように、転職のきっかけがネガティブなことだったとしても、志望動機はポジティブな内容を心掛けましょう。志望動機を読んだ担当者が「一緒に働きたい」と思ってくれるように、「〇〇にチャレンジしたい」、「〇〇の経験を積みたい」といったポジティブな内容が望ましいです。また、担当者が飽きないように、医師を目指したきっかけなど、自分ならではのエピソードを付け加えるとなお良いでしょう。

テンプレートの選び方

履歴書を選ぶ際に、無料のテンプレートを利用しても良いのですが、その選び方には注意が必要です。様々なテンプレートがインターネットから入手可能ですが、必ず押印欄があり、日付入りのものを選んでください。もちろん押印は忘れずに、そして提出日に近い日付を記入しましょう。

履歴書のテンプレートは、自分が何をアピールしたいかを基準にすると上手に選べます。趣味や特技でアピールしたいことがあれば、その項目が大きく取ってあるものを選びましょう。ただし、不要な項目があると余白ができてしまうので、そこには注意してください。転職先の医療機関によっては、所属学会や研究内容を詳しく記載した方が良い場合もあるので、医療機関側からの視点も持ち合わせておくと良いでしょう。

キャリアアドバイザー 笹野