非常勤 / 人工透析の医師転職・求人情報の一覧

人工透析は腎臓が機能しにくい患者に対し、人工的に血液を浄化する治療方法です。人工透析の対象は腎不全の患者であり、その原因には慢性糸球体腎炎や膠原病・糖尿病性腎炎などのさまざまな疾患が関与しています。「急性腎不全」の場合には、一時的に人工透析をおこない腎臓の機能が回復することで治療が終了しますが、「慢性腎不全」では、一生涯にわたって人工透析治療をおこなわなければならないケースがほとんどです。厚生労働省の「医療施設（動態）調査・病院報告の概況（平成30年）」によると全国にある一般病院の数は7,314施設であり、そのうち腎臓内科を標榜する病院は1,246箇所（17.0％）でした。また厚生労働省の「医師・歯科医師・薬剤師統計の概況（平成30年）」の調査では、全国の医師数208,127人のうち腎臓内科に勤務する医師は7,542名となっています。人口の高齢化に伴い、腎臓の機能不全に至る患者が増えているので、それに伴い腎臓内科医の需要も高まっています。しかしながら地域によっては中核病院にも腎臓内科医がおらず、専門医としてのニーズが高いのも当科の特徴です。そのため、人工透析治療を含めた腎臓疾患を診療することができれば、どのような地域に勤務しても専門医として重宝されるでしょう。腎臓内科医の平均年収は1,400～1,500万円と言われます。勤務地にもよりますが、人工透析を専門とする医療機関では平均年収が2,000万円を超える求人があることも。一般内科医の平均年収は1247,4万円であるため、腎臓内科は内科のなかでも年収額が高い診療科と言えるでしょう。このように専門的な知識や技術が求められるからこそ、高年収も期待できるのが腎臓内科医の特徴です。なお人工透析は治療に時間・期間がかかるため、患者の負担も大きい治療方法です。人工透析を受ける多くの患者は肉体的・精神的負担がかかるので、治療に携わる医師は、心身両面から本人をサポートしていく必要があります。言い換えると、長い透析治療を通じて患者と気長に付き合っていける診療分野でもあるので、継続的な医療サポートで患者の生活を支えていきたい方は、人工透析をおこなっている医療機関の求人をチェックしてみてください。