医師転職
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消化器内科は、食道や胃・十二指腸・肝臓・胆のう・膵臓などの消化器の疾患・症状を診療する科です。循環器内科の対象には、逆流性食道炎・胃癌・肝炎・過敏性腸症候群・胆のう結石などさまざまな疾患があります。これらの疾患に対して、消化器内科では薬物療法・内視鏡・手術などの方法を用いて治療をおこなっています。厚生労働省の「医療施設(動態)調査・病院報告の概況(平成30年)」によると全国にある一般病院の数は7,314施設であり、そのうち消化器内科(胃腸内科)を標榜する病院は4,005箇所(54.8%)でした。医療機器や技術が進歩し、なかでも内視鏡を活用した消化器疾患の検査・治療の需要が高まっており、消化器内科医は今後ますます活躍の機会が増えると考えられます。特に日本人の場合、消化器系の癌の罹患者が多いので、消化器内科医として働ければ内視鏡を用いて癌の早期発見・治療をおこない市民の健康に貢献していきやすいでしょう。厚生労働省の「医師・歯科医師・薬剤師統計の概況(平成30年)」の調査では、全国の医師数208,127人のうち消化器内科(胃腸内科)に勤務する医師は29,847名でした。消化器内科医は、病院よりも診療所に勤務する人が多いのも特徴です。また独立行政法人 労働政策研究・研修機構の「勤務医の就労実態と意識に関する調査(平成24年)」によると、消化器科に勤務する医師の平均年収は1267.2万円でした。なお消化器科では約9割の医師が常勤で勤務し、非常勤やアルバイトの医師は約1割です。消化器科は日直・宿直回数が多いので、心身の負担が大きくなりすぎないように注意しましょう。消化器科は多くの医療機関で専門医が不足している傾向にあるので、医師ひとりの労働時間・日数が増えることも懸念されます。職場によっては、休息やプライベートの時間が十分に取れない可能性もあるので、日直・宿直日数などの労働条件に注意しながら求人情報をチェックしましょう。活躍が期待される消化器内科で、知識や経験を活かしてみてはいかがでしょうか。
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