医師転職
医師が転職する際に必ず知っておくべきことを、プロが伝授します。
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眼科は、眼球や眼球周囲の疾患に対して治療をおこなう診療科です。眼科の対象には、白内障・緑内障・結膜炎・糖尿病性網膜症・加齢黄斑変性・ドライアイ・眼精疲労などさまざまな疾患・症状があります。これらの疾患に対して、眼科では手術や薬物療法などをおこなって治療を施しています。日本では人口が高齢化するに伴い、眼科診療の需要が高まっている状況です。なかでも白内障や緑内障の患者が増加しており、手術やレーザー治療の件数も増えています。眼科は将来的には開業しやすい診療科でもあり、開業医を目指す医師にも人気の診療科です。若手医師の方も、中堅やベテラン医師が勤務する総合病院などで経験を積みながら、キャリアを形成していけると良いでしょう。また眼科の診療領域は医学のなかでも専門性が高いため、ほかの診療科の考え・方針などに左右されることなく治療をおこなっていきやすいのもポイントです。厚生労働省の「医療施設(動態)調査・病院報告の概況(平成30年)」によると全国にある一般病院の数は7,314施設であり、そのうち眼科を標榜する病院は2,398箇所(32.8%)でした。厚生労働省の「医師・歯科医師・薬剤師統計の概況(平成30年)」の調査では、全国の医師数208,127人のうち眼科に勤務する医師は13,513名となっています。独立行政法人 労働政策研究・研修機構の「勤務医の就労実態と意識に関する調査(平成24年)」によると、眼科に勤務する医師の平均年収は1078.7万円でした。なお眼科では、約9割の医師が常勤で勤務し非常勤やアルバイトの医師は約1割です。
眼科はほかの診療科に比べると必ずしも平均年収が高いとは言えません。ですが残業が少なかったり、日直・宿直がなかったりなどの理由から、眼科医自身のライフスタイルを崩さず長く働きやすい診療科です。そのような事情もあり、眼科では病院・診療所を問わず男性よりも女性医師の割合が多くなっています。仕事と家庭のバランスをとりながら診療をおこなっていきたい方は、眼科の求人をチェックしてみてはいかがでしょうか。
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