常勤 / 乳腺外科の医師転職・求人情報の一覧

乳腺外科は、乳房や乳腺に疾患がある患者を薬物療法や手術で治療する診療科です。乳腺外科の対象には、乳がんや乳腺腫・線維腺腫などさまざまな疾患があります。なかでも乳がんは患者数が増えており、それに伴い乳腺外科の需要も高まっています。乳がんは30代後半から発症率が増加し、40代後半～50代前半で発症がピークになる傾向です。そのため、乳腺外科では働き盛りの女性を診療することが多く、医療を通じて女性の職業生活をサポートしていけることが特徴です。乳房の手術と一口に言っても、近年では乳房温存手術が広くおこなわれるようになってきたので、病態によっては患者のからだへの侵襲性が少ない手術が可能です。ケースによっては、乳房切除術が適応になる場合もあるかもしれません。このような場合、乳腺外科では形成外科とも連携しながら乳房の再建術をおこなうこともあります。厚生労働省の「医療施設（動態）調査・病院報告の概況（平成30年）」によると全国にある一般病院の数は7,314施設であり、そのうち乳腺外科を標榜する病院は958箇所（13.1％）でした。厚生労働省の「医師・歯科医師・薬剤師統計の概況（平成30年）」の調査では、全国の医師数208,127人のうち乳腺外科に勤務する医師は3,564名となっています。乳腺外科は患者が女性ということもあり、男性よりも女性医師のほうが多い診療科です。また、急患や急変対応をする機会が少なく、手術にかかる時間も短いことも女性医師に人気の理由です。乳腺外科の平均年収は、1,200～1,500万円と言われています。一般外科の平均年収は1374.2万円であることを踏まえると、乳腺外科は外科のなかでも比較的高収入を目指すことができる診療科と言えるでしょう。乳腺外科の患者はほとんどが女性あるため、男性医師は初診時に不安感を持たれてしまう可能性もあるかもしれませんが、じっくりと患者の話を聞きながら悩みや問題解決をおこなっていければ、良好な関係がつくれるでしょう。ぜひ乳腺外科の求人をチェックしてみてはいかがでしょうか。