常勤 / 療養型の医師転職・求人情報の一覧

療養型とは、長期にわたって医療的処置が必要な患者が利用する療養病床を持つ医療機関・介護施設です。療養型には一般病院・診療所、介護老人保健施設などさまざまな施設形態があります。2018年4月には介護医療院が新設され、医師が24時間常駐し長期療養ができる医療・介護施設が誕生しました。厚生労働省の「医療施設動態調査（令和元年5月末）」によると、全国の医療機関179,208施設のうち療養病床を持つ病院は3,686箇所、一般診療所では797箇所です。また「介護サービス施設・事業所調査の概況（平成28年）」では、全国の介護老人保健施設（老健）の数は4,241箇所、介護老人福祉施設（特別養護老人ホーム）の数は7,705箇所、介護療養型医療施設の数は1,324箇所となっています。このように療養型には数多くの施設形態があり、医師の立場からすると転職先のバラエティに富んでいるのも特徴です。療養型の医療機関や介護施設では、医療的な処置を施したり薬を処方したりするのが医師の仕事です。勤務先によっては重度の病気・障害を持つ患者も入院・入所しているので、全身管理や救命処置が必要になる場合もあります。ですが救急や急性期・回復期病院に比べると、療養型を利用する患者・利用者の状態は安定しているので、比較的自分のペースを保ちながら働きやすいでしょう。療養型の医療機関・介護施設は全国各地に点在しているので、地域を問わず医師の需要があります。療養型に勤務する医師の平均年収は、1,000～1,400万円です。なお、療養型のなかには施設の管理者として医師向けの求人情報を出している事業所もあります。特に老人保健施設では施設長の職位を用意しているケースもあるので、勤務地によっては高収入を目指すこともできるでしょう。療養型の医療機関・介護施設は、施設が郊外に建てられていることも多いです。ですから、療養型で働いた場合には通勤をはじめとする生活スペースも落ち着いた環境で暮らしやすいでしょう。長期療養やケアを必要とする方のサポートに携わりたい方は、療養型の求人をチェックしてみてはいかがでしょうか。