医師転職
医師が転職する際に必ず知っておくべきことを、プロが伝授します。
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美容外科は形成外科の一分野に含まれ、容姿を整えるために外科的方法で診療をする科です。美容外科では、眼瞼手術や隆鼻術や脂肪吸引・フェイスリフトなどのさまざまな治療がおこなわれています。美容外科は整形外科と混同されることもありますが、整形外科のように運動器の機能障害に対する治療はおこないません。美容医療の分野は年々需要が高まっています。美容医療の市場規模は2010年には2,500億円前後でしたが、2017年には3,000億円を上まわりました。近年では、コラーゲンやヒアルロン酸の注入などを使ったいわゆる「プチ整形」を希望する方も多く、美容外科は若者から中高年まで幅広い世代に求められている医療です。厚生労働省の「医療施設(動態)調査・病院報告の概況(平成30年)」によると全国にある一般病院の数は7,314施設であり、そのうち美容外科を標榜する病院は128箇所(1.8%)でした。厚生労働省の「医師・歯科医師・薬剤師統計の概況(平成30年)」の調査では、全国の医師数208,127人のうち美容外科に勤務する医師は1,176名となっています。美容外科は診療所に勤務する方がほとんどで、勤務医の男女比は同じくらいです。美容外科の平均年収は4,000~5,000万円と言われます。一般的に美容整形は自由診療でおこなわれているので、医療機関の収益を医療保険に頼らない分、医師の収入が高くなる傾向にあります。また美容外科の手術は基本的には勤務時間内におこなわれるので、定時で帰宅することができプライベートの時間も充実させやすいです。しかしながら治療の対象が容姿に関する内容であるため、ほかの診療科に比べるとクレームや医療訴訟のリスクが高いことには注意が必要です。美容外科の治療は患者の自己負担も高額になるので、本人の希望に沿った手術がおこなえるように綿密かつ丁寧なカウンセリングが大切です。クレームや医療訴訟につながるプレッシャーはありますが、良い成果をあげることができれば高収入を目指すことができるでしょう。ぜひ美容外科の求人をチェックしてみてはいかがでしょうか。
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