非常勤 / リハビリ科の医師転職・求人情報の一覧

リハビリ科は、病後や手術後の機能障害・生活能力低下を改善するために運動療法などの治療をおこなう診療科です。リハビリ科の対象には、脳血管障害や脊髄損傷・骨折・パーキンソン病・末梢神経障害などさまざまな疾患があります。近年では、病後・術後の早期離床や積極的な運動療法などが重要視されてきており、リハビリ科を標榜する医療機関が増えてきています。厚生労働省の「医療施設（動態）調査・病院報告の概況（平成30年）」によると全国にある一般病院の数は7,314施設であり、そのうちリハビリ科を標榜する病院は5,589箇所（76.4％）でした。リハビリ科では理学療法士や作業療法士・言語聴覚士などのリハビリ専門職・介護従事者と連携しながら、医療やケアを提供していくことが特徴です。リハビリ科の医師はカンファレンスなどをはじめとして関連職種とコミュニケーションをとり、患者の病態に応じたリハビリのオーダーを提示することが仕事です。厚生労働省の「医師・歯科医師・薬剤師統計の概況（平成30年）」の調査では、全国の医師数208,127人のうちリハビリ科に勤務する医師は14,728名となっています。人口の高齢化に伴いリハビリの対象となる患者が増えていますが、リハビリの専門医の人数はまだまだ不足している現状です。脳卒中などの脳血管疾患患者の場合には、発症後や手術後に麻痺をはじめとする後遺症が残るケースが多く、リハビリ科での専門的な治療を必要とします。このような社会の高いリハビリのニーズを踏まえると、リハビリ科の医師としてキャリアを積むことができれば、専門的な知識や経験がある人材としてどのような場所でも重宝されるでしょう。リハビリ科の平均年収は、約1,400万円と言われます。リハビリに関わる機会も多い整形外科の平均年収が1289.9万円であることからすると、リハビリ科は医師としてやや高収入を目指しやすい職場と言えるでしょう。患者の病気やケガ・障がいと向き合いながら、積極的なリハビリを提供していきたい方はリハビリ科で働いてみてはいかがでしょうか。