非常勤 / 小児科の医師転職・求人情報の一覧

小児科は、新生児から15歳前後までの子どもを対象に診療する科です。小児科の対象には、感染症から循環器・呼吸器・消化器疾患・悪性腫瘍・アレルギー・ケガなどさまざまな疾患・症状があります。これらの疾患は一般内科・外科でも診療することがありますが、小児ならではの症状の出方や注意点もあるので、子どもの病気・ケガ全般は小児科医が診療することが多いです。大人と違い、子どもは自覚症状を説明することができないので、小児科医は子どもの話しやすい雰囲気や訴えをうまくくみ取りながら診療することが特徴です。さらに多くの場合、子どもの体調不良によって付き添いで受診した親も不安を感じているので、訴えを聞きながら親の不安感を緩和させいくのも小児科医に求められる大切な役割です。厚生労働省の「医療施設（動態）調査・病院報告の概況（平成30年）」によると全国にある一般病院の数は7,314施設であり、そのうち小児科を標榜する病院は2,567箇所（35.1％）でした。また厚生労働省の「医師・歯科医師・薬剤師統計の概況（平成30年）」の調査では、全国の医師数208,127人のうち小児科に勤務する医師は27,608名となっています。小児科では子どもを診療することが仕事になるため、ほかの診療科に比べると女性医師の割合が多いです。独立行政法人 労働政策研究・研修機構の「勤務医の就労実態と意識に関する調査（平成24年）」によると、小児科に勤務する医師の平均年収は1220.5万円とでした。なお小児科では、約9割の医師が常勤で勤務し非常勤やアルバイトの医師は約1割です。小児科医は、ほかの診療科よりも平均年収がやや低いですが、子どもに関わったりサポートしたりできる診療分野であることから、働く医師の満足度は高い傾向にあります。ただし、子どもの病気・ケガ全般を診療することになるので、小児科医として働く時にはどのような病態を呈す患児にも対応できるように幅広い知識が必要になることも理解しておく必要があります。子どもの成長を見守りながら生活をサポートしていきたい方は、小児科の求人をチェックしてみてはいかがでしょうか。