医師転職
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耳鼻咽喉科は、耳や鼻・口腔・咽頭・唾液腺・甲状腺などの疾患を治療する診療科です。耳鼻咽喉科の対象には、中耳炎や難聴・鼻炎・鼻出血・咽頭癌・声帯ポリープ・睡眠時無呼吸症候群などさまざまな疾患・症状があります。これらの疾患・症状に対して、耳鼻咽喉科では薬物療法や手術などの手段で治療をおこなっています。日本では人口の高齢化に伴い、耳鼻咽喉科の需要が高まっている状況です。高齢者の場合、難聴や平衡感覚の低下・味覚異常による嚥下障害などの問題が起こりやすく、QOL(生活の質)を維持するためにも耳鼻咽喉科での適切な診療が求められています。また医療技術の進歩によって、耳鼻咽喉の分野では再生医療の技術の研究が盛んにおこなわれています。そのため、耳鼻咽喉科で働くことができれば、医師として先端的な医療技術を学びながら働きやすいでしょう。厚生労働省の「医療施設(動態)調査・病院報告の概況(平成30年)」によると全国にある一般病院の数は7,314施設であり、そのうち耳鼻咽喉科を標榜する病院は1,957箇所(26.8%)でした。厚生労働省の「医師・歯科医師・薬剤師統計の概況(平成30年)」の調査では、全国の医師数208,127人のうち耳鼻咽喉科に勤務する医師は9,519名となっています。耳鼻咽喉科は診療所の施設数も多いので、勤務地によっては地域の住民と交流しながら医療的サポートをおこなっていきやすいでしょう。独立行政法人 労働政策研究・研修機構の「勤務医の就労実態と意識に関する調査(平成24年)」によると、耳鼻咽喉科に勤務する医師の平均年収は1078.7万円でした。なお耳鼻咽喉科では、約9割の医師が常勤で勤務し非常勤やアルバイトの医師は約1割です。耳鼻咽喉科はほかの診療科に比べると平均年収が少ないですが、日直や宿直などの回数が少なく自分のライフスタイルを維持しながら働きやすい診療科です。また臨床業務も肉体的・精神的負担が少ないので、体力に自信がない方も長く働きいていきやすいでしょう。ぜひ耳鼻咽喉科の求人をチェックしてみてはいかがでしょうか。
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