医師転職
医師が転職する際に必ず知っておくべきことを、プロが伝授します。
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岩手県は本州の北東部に位置しており、北海道に次ぐ面積があります。広大な面積を誇る県内には、盛岡市をはじめとする都市部のほか豊かな自然も広がっています。岩手県は世界遺産の「平泉」・名物の「わんこそば」「盛岡冷麺」もあり、関東地方などから景観やグルメを求めて観光客も多く訪れるエリアです。また盛岡市の岩手医科大学には医・歯・薬・看護学部が設置されており、他職種連携ができる医療従事者の育成を積極的におこなっています。日本医師会の『地域医療情報システム JMAP』によると、平成30年11月時点で、岩手県には一般診療所が714軒、病院が95軒、歯科が591軒、在宅療養支援診療所が73軒、在宅療養支援病院が14軒、介護施設が2,764軒あります。人口10万人あたりの全国平均施設数と比べてみると、岩手県は一般診療所・歯科・在宅療養支援診療所・在宅療養支援病院・介護施設の数が全国平均を下まわっています。一方で、病院の数は岩手県が全国平均を上まわっている状況です。病床数(人口10万人あたり)も、一般診療所や病院のいずれも全国平均を上まわっています。岩手県は「岩手県立中央病院」や「岩手医科大学付属病院」などの医療機関があり、北東北の医療拠点として専門的な治療や地域医療を提供する体制を備えているのも特徴です。また厚生労働省が調査・発表した『医師・歯科医師・薬剤師統計の概況(平成30年)』によると、岩手県全体の医師の人数は2,849人(全国の医師の人数は327,210人)、盛岡市で1,242人、宮古市で82人でした。岩手県の医師の人数を人口10万人あたりに換算すると、岩手県全体で223人(全国平均は246人)、盛岡市で417人、宮古市で145人となります。岩手県では東日本大震災で被災した沿岸地域を中心に、医師不足が問題となっています。言い換えると、医師として地域の医療提供体制づくりに寄与しやすいエリアとも言えるでしょう。地方における医療格差を解消する一役を担うためにも、岩手県で培ってきた知識や技術を発揮してみてはいかがでしょうか。
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